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2010/10/11 までの http://d.hatena.ne.jp/sasashin の記事をインポートしただけです。

日本語として微妙 2

日本語として微妙 1「限りなく絶賛」に続き、書籍紹介文の微妙にあやしい日本語再び。

本ノベライズでは、原作者・高橋しん氏の圧倒的な監修を得て、より原作に軸足を置きながらも映画の観客でも満足しうるよう、登場人物たちの心の動きを丹念に追っています。

「圧倒的な監修」ってなんだ。何と比較して圧倒的なんだ。

高橋しんがものすごい勢いで!すごいプレッシャー掛けて!監修しましたっ!」てことだろうか。「オマエに、オマエなんかに書かせるよりオレが、オレが小説版も書きたいくらいなんだよっ!」みたいな。違うか。

あ、わかった。「『いいひと。』のドラマでは酷い目にあった*1けど、今回はちゃんと原作者だ!監修量が圧倒的に多いんだ!」ということですね多分。<ほんとかよー。

例によってコーパス代わりにぐぐってみる。→google:"圧倒的な監修" 2006年1月12日17時の時点で用例1件。まあそりゃそうだろうな。聞いたことないもんこんな言葉。

これ書いた人、あの名台詞「圧倒的じゃないか、我が軍は」に引っ張られたに違いない。

*1:あまりのトンデモっぷりに高橋しんが不満タラタラだったため "原作" じゃなく "原案" ということになりました。