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2010/10/11 までの http://d.hatena.ne.jp/sasashin の記事をインポートしただけです。

2010年5月の読書メーター

  • 読んだ本の数:17冊
  • 読んだページ数:5298ページ

TOKYO BLACKOUT

『オーディンの鴉』の前にこの作者の本を読んでみよう…と図書館で借りて読み始めたら既読でした。とはいえ当然のようにラストを完全に忘れてたので、そのまま再読。社会を支える電力マンたちのプロフェッショナルの仕事ぶりが読み所……なんだけど、その点については初読時ほどインパクトはなかったな。むしろ、犯人の動機の方が印象的でした。
読了日:05月30日 著者:福田 和代
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6302404

眩暈を愛して夢を見よ (新潮ミステリー倶楽部)

失踪した女性を追う、というのが基本線だけど、そんなくだらない女を追っかけるのはやめていいんじゃね?という気がしてきて読了まで4日かかったよ…。最後まで読むと、うわなんじゃこりゃすげえやと思うのだけれど。
読了日:05月30日 著者:小川 勝己
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6289974

魔法少女リリカルなのは (メガミ文庫)

読んでる最中のミステリが重かったので口直しに再読。セリフ読むだけでゆかりんボイスや奈々様ボイスが脳内再生されてしまうようなリリなの受容体が発達してしまった脳味噌がちょっと残念な人(含むわたし)にとっては、ページをめくるたびにいちいち泣けてくるという文章ドラッグ。電車の中で読んでたら、シャッフル再生してたプレーヤーから innocent starter が流れてきて効果倍増でした。
読了日:05月27日 著者:都築 真紀
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6249227

裏山の宇宙船 新版 (ソノラマノベルス)

見た目よりも楽に上れてしまう「逆さ登りの坂」がある旧家の裏山が、ある日悪天候で崩れて…ってそのままだから隠す必要もないか、なんと宇宙船が姿を現したのです!という高校生+αの夏休み冒険譚。暑くなってきたし、気分をポジティブにしたいなーってことで再読。面白そうなら多少犯罪ちっくでもやっちゃっていいよね倫理的には問題ないし大事の前の小事だし、と勢い任せに突っ走るのが楽しい。作者曰くスペオペだそうなので、細かい設定とかは気にせず、男子も女子もわいわいと楽しく遊ぶご近所SFっぷりを堪能するべし。
読了日:05月25日 著者:笹本 祐一
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6219009

11人のトラップミス (FUTABA NOVELS)

実はあんまりサッカーと関係ないミステリ短編集。短編5本を囲むショートショート6本。うーん、なんかちょっといまいち乗れない感じ…?最後に全体通して仕掛けられた意図が明かされるんだけど、不発なのかわたしが読めてないだけなのか、他の人の感想を読みたいところ。
読了日:05月24日 著者:蒼井 上鷹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6209812

星の舞台からみてる (ハヤカワ文庫 JA キ 7-1) (ハヤカワ文庫JA)

システムエンジニアSFという惹句に惹かれて読んでみた。うん、面白かった。日々イノベーションとは無縁なSIer方面の仕事してると忘れちゃってるけど、ITってこういう夢と未来を切り開く技術だよね。
読了日:05月21日 著者:木本 雅彦
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6173410

ミニスカ宇宙海賊4 漆黒の難破船 (朝日ノベルズ)

2011年にTVアニメ放送予定の、タイトルがひどい女子高生宇宙海賊シリーズ第四巻。『ミニスカ宇宙海賊』って編集者のセンスは…。アニメ版タイトルは「モーレツ宇宙海賊」ってやっぱりひどい(http://twurl.nl/ysmke0)。タイトルはひどいけど、中身はいつもの笹本作品。こういうどこまでも楽観的でのーてんきなSFが大好きです。かるーく読めるのは良いのだけれど、次巻へ続く!なラストなので5巻が出てからまとめ読みの方がいいかも。
読了日:05月21日 著者:笹本 祐一
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6165569

喜劇悲奇劇 (創元推理文庫)

初読。回文回文また回文の、国内本格ミステリの基礎教養。妻に逃げられた呑んだくれのダメ奇術師と才能溢れる美人の弟子、という主役コンビは王道だけど今読むと古臭い。とはいえ、大道具小道具ミスディレクションを駆使して読者を煙に巻く手際はさすがです。
読了日:05月20日 著者:泡坂 妻夫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6155209

ポストガール〈4〉 (電撃文庫)

再読。シリーズ最終巻も前の巻に引き続きSF色は薄め。主役が自律自動機械でなくてもいいんじゃない?という気も若干するけど、面白いからまあいいや。無駄に長大化する傾向のあるライトノベルにあって、全4巻で綺麗に着地しているのも大変良い。人間だろうと「次代の少女」(ポストガール)だろうと、自分自身と、家族と、周りの人たちと向き合ったあとは新たな世界に旅立つのが必定なのです。
読了日:05月19日 著者:増子 二郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6143135

ポストガール〈3〉 (電撃文庫)

再読。シリーズ開始時と違い、主人公がバグ持ち(人間らしさを獲得しつつある)自律自動機械であるという事実と折り合いがついちゃってる状態。なので、人工知能SFらしい葛藤とは無縁。主人公が安定した分、関わる人間や他の機械たちに焦点が移っています。初読時はそこが期待外れでつまらないと思ったのだけれど、もう一度読んだらこれはこれで面白かった。
読了日:05月18日 著者:増子 二郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6137514

ポストガール〈2〉 (電撃文庫)

ブクオフに(中略)再読。いい話、という意味では、「妻」を亡くした人型自律機械とともに彼女の思い出の海を目指す「タンデム」の出来がよい。ただ、面白かったのは二話目の「プリズナー」。墜落した攻撃機の中に囚われ長い眠りに就いていた疑似人格と、彼女に手紙を届けにやってきた人型自律機械の対話。生み出された目的も蓄積してきた経験も違う2つのAIが導き出した結論は…。
読了日:05月17日 著者:増子 二郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6128219

ポストガール (電撃文庫)

ブクオフにリリースする前に再読…したらやっぱり面白くて手放すのが惜しくなった…。AIに魂は宿るか、不気味の谷を越えたロボットと人間の間に何が起きるか、なんていうお馴染みのテーマを、それなりに重厚に(戦争で世界がボロボロなので)、それなりにまったりと(ロボがほんわか系女子型なので)描いた良作。電撃文庫だからといって敬遠するのはもったいない。
読了日:05月17日 著者:増子 二郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6121507

ロード&ゴー

爆弾積んだ救急車が都内を駆け回るノンストップサスペンス。事件の構図は出オチに近いので、ミステリ成分を求める人には向きにはオススメしません。それと、ラストの軽さがなあ。扱われているテーマは「現場のココロイキ」ではどうにもなんないんとこまできてるのでは……。軽く読めるキャラクター小説としては面白いので、元気になりたい時にはいいかな。既刊のキャラも友情出演しているので、そちらを読んでいればより楽しめます。
読了日:05月14日 著者:日明 恩
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6085235

エデン

ああ面白かった!前作では辛うじてあったミステリ風味が消し飛び、完全にスポーツ小説に。日本人選手がツールでこんなに活躍したらすごいよね…と思っていたら、ただいまジロで新城が逃げの真っ最中!日本人がグランツールでステージ優勝できるかも!?ということでみんなジロ・デ・イタリア見ようよ! http://videochat.gazzetta.it/index_giro.shtml
読了日:05月12日 著者:近藤 史恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6074307

サクリファイス

『エデン』の前に再読。自転車乗りになった(まあミニベロ乗ってるだけだけど)今ならわかる臨場感。初読でも思ったのだけど、チームの祈りを込めて送り出されるエースこそ、レースの神に捧げられた犠牲(いけにえ)なのかもしれない。
読了日:05月12日 著者:近藤 史恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6064483

アネモネ探偵団 香港式ミルクティーの謎

読了日:05月11日 著者:近藤史恵
http://book.akahoshitakuya.com/b/4840132615

銀輪の覇者 (ハヤカワ・ミステリワールド)

読了日:05月11日 著者:斎藤 純
http://book.akahoshitakuya.com/b/4152085622