物語の過剰摂取による多幸感について
はてなではともかくとしても、ぼくは田舎の子供にしてはそこそこに読書家であった。あんな田舎町で、ズッコケ三人組の株式会社を愛読していたのだから、これはもう立派なインテリである。そこでやめておればよかった。ところが、ぼくはそれからも、物語を過剰摂取することをやめられなかった。中毒である。
不幸になろうがネクラになろうが、それでもオレたちゃフィクションキめてハイになるのをやめられないのさ! フーハァハァ!
フィクションを! もっとフィクションを! 脳が腫れ上がるほどにフィクションを!
まあそれはともかく、ズッコケ三人組の株式会社は実に良い本でしたね、小学生向け株式会社入門書として(株式取引はさすがに範囲外なのですが)。で、これ読んだ挙句に社長になっちゃった人がいまして、確かに「本を読むと(ある意味では)不幸になる」のかも。
- 作者: 那須正幹,前川かずお
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 1988/11
- メディア: 新書
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