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2010/10/11 までの http://d.hatena.ne.jp/sasashin の記事をインポートしただけです。

2008年8月に読んだ本

全部で35冊。今年はここまででトータル143冊。ちなみに月間ジョギング走行距離は47.1km。

『片手間ヒロイズム』が結構楽しかったので、味をしめて小林めぐみ強化月間。だったんだけど、『食卓でビールを』のシリーズが全巻切未のため、なかなか見つからなくて古本屋巡り。結局6巻目は古本屋では発見できずに J-BOOK で入手。どこかの文教堂に店頭在庫として残ってたんでしょう。

それから、周回遅れもいいところなんだけど、『容疑者Xの献身』。これはまあ、本格とか本格じゃないとかどーでもいいよな、面白かったし。ただ、アレって純愛か…?

『漂流巌流島』は東京創元社の歴史もの短編集、つまりは『邪馬台国はどこですか?』の系譜。大変面白かったのですが、この作者が歴史もの以外でどれだけ書けるのか、というのはよくわからない。警部が歌いだしたりしませんように。

何となく気になったので、徳間の Edge から4冊。『大正野球娘。』は、大正の女学生が不躾な男子に野球で勝負を挑む、というひねりもなにもない話。なんだけど、これが結構面白い。いきなり二軸走法の特訓始めたりするので、スポーツ理論マニアな人も楽しめるかも。『天才魔法少女トリオがいく!』は、天才魔法少女3人組が主役のファンタジー・ミステリ…のような何か。ぶっちゃけこれは『絶対可憐チルドレン』の劣化版、だなあ…。『ブルースカイ・シンドローム』は、なんだかよく分からない宇宙線のせいで人類は滅亡しました(宇宙コロニーに移住していた一部を除く)、という SF。ヒロインのツンデレ度が常軌を逸してるレベルなので、読むのがつらすぎ。人類滅亡に隠された真実ってのも、かなり残念な感じだし。コロニーに適応しすぎて青空を見るとパニクる人々、ってのは面白い設定だと思うんだけど、それが全然まったくこれっぽっちも生かされてない(主人公とヒロインが一緒に地球に行けない理由、ってだけ)のは勿体ない。

『やってられない月曜日』は、OL 一週間もの(というジャンルがあるかどうかは知らないけど。加納朋子なら『月曜日の水玉模様』みたいな)。同じ柴田よしきの OL ものでも、『ワーキングガール・ウォーズ』よりは軽く読めるかな。

そしてなんといっても今月は『復讐者の棺』ですよ! ミリアとユリが帰ってきました。ああ、大好きだ、石崎幸二。他人におすすめはしようとは全然思わないのですがー。