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2010/10/11 までの http://d.hatena.ne.jp/sasashin の記事をインポートしただけです。

2005年10月に読んだ本

全部で17冊。今年トータルで180冊。調子に乗ってスタージョンとか読んでみましたよ。半分くらいよくわかんなかったけどね!

『疾走!千マイル急行』は鉄な人大喜びな話と見せ掛けて実はオープンソースの話でした。『銀盤カレイドスコープ』と『半分の月がのぼる空』は続巻があるってのが信じられないほど綺麗な終わり方。どーしてこうラノベってシリーズ続けようとするのかね。『そして今はだれも』は内容はともかく装丁が……。青井夏海の本だと知らなかったら、手に取ってすらいないと思う。『奇偶』はエンタテイメントとして読むと厳しい気がする。“偶然”についての思索小説なんでしょう多分。『ホームタウン』は面白かったけど、正直、物足りない。丸く収まりハッピーエンド……って、もっとこう、ああもう。いや待て、それは読み手の捻くれた心根が問題なのでは?という話もなくはないわけですが。『魔王』はいつもの伊坂節。政治ネタをやるならもう少し過激にいかないと弱いかな?という気がする反面、みんなが揃って同じ方を向き始めることへの静かな不安というものはよくわかる。つまりは「考えろ考えろマクガイバー」ということなんでしょう。

一冊選ぶとしたら、ラストが印象的な『少女には向かない職業』かなあ。『ブルースカイ』もいいと思うけど、魔女狩りの話とかすごい好きだけど。