koyoweblog log

2010/10/11 までの http://d.hatena.ne.jp/sasashin の記事をインポートしただけです。

親善試合 日本代表 2 - 3 アメリカ代表

日本にとっては2006年の初戦で、ここから徐々に調子を上げていこうって時に相手のアメリカはすでに3戦目。おまけに滑りまくるピッチ。難しい試合だってのはわかるけど、それにしてもこの応用力の低さを見ると4年間無駄にしたなあって気がしないでもない。以下主観のみの評価なので、嫌いな選手には厳しいです。

GK 川口
3失点も味方の出来が酷すぎたので仕方なし。ずーっと怒ってたけど、その気持ちもわかる。
DF 田中(〜55分 長谷部)
地味な出来。特に駄目だった印象もないが、いいディフェンスをしてたって気もしない。
DF 宮本
これだけぐだぐだでがちゃがちゃの試合では、読みもカバーリングも統率もあったもんじゃない。しっかりしてよ主将!
DF 中澤
すっげー不安定。点を取ったからってチャラにはならない。状態の悪いピッチで足元の弱さが改めて浮き彫りになった感あり。サイドチェンジを受けるところにちょこっと詰められて、まだ余裕があるのに慌ててダイレクトで処理しようとして明後日の方向に蹴飛ばしたプレーでは萎えた。
MF 三都主
なんでスタメンですかこの人? ボール受けて、足元で止めて、詰められて、抜こうとして失敗。そんなのばっかり。ディフェンス面では大穴。完全に狙われていた。
MF 加地
ディフェンスもオフェンスも安定。クロスで巻へのアシストもあり。「FC東京で控えなのに代表スタメン」というダメ時代を経て、ここまで来ました。
MF 福西(〜54分 阿部)
存在感なし。出てたっけ?
MF 遠藤(〜45分 巻)
得意の「気の利いたプレー」とやらが、タフな試合では全く役に立たないことが露呈。軽いディフェンスしたら相手に置き去りにされて慌てて後ろからファール、みたいな。
MF 長谷部(55分〜)
代表デビュー。こんな試合だったら何しても叱られないよなあ。ってことで大好きなドリブルを連発。アグレッシブな姿勢で大変良く出来ました。ボランチの基本的な仕事は阿部に任せっきりでしたが。
MF 阿部(55分〜)
ディフェンスラインの前で相手の攻撃を潰し、バタバタしていた試合を落ち着かせた。攻め上がろうにも長谷部はどんどん前に行っちゃうし、FK蹴ろうにも味方はファールゲットしてくれないし、味方に恵まれなかった気はする。途中出場でチームのバランスを補正できる能力はさすがなんだけど、代表当落線上なのでインパクトのあるプレーも欲しい。
MF 小笠原
固定砲台1号。1トップ下では、いつも通りの動かないプレーでチームのブレーキに。後半も淡々とダメなプレーを連発。
MF 小野(〜67分 本山)
固定砲台2号。1トップ下では効果的な飛び出しもほとんど見られず。後半途中でボランチに下がった後のボールの散らしは上手かったけど、オランダで成長したのは散らしだけなんじゃないかという疑念の残る出来。
MF 本山(68分〜)
これがシャドーの動きですよ。最初から1トップ下ならもっとフィットしただろうに、入ったのは2トップになってから。投入するタイミングがおかしい。
FW 久保(〜45分 佐藤)
久々の代表復帰で、ものすごい期待を背負って登場。全然ダメでしたが。相手ディフェンスラインの前に構えて潰れ役になるわけでもなく、カウンターの先頭切って走るわけでもなく、サイドでキープして2列目の飛び出しを促すわけでもなく。久保自身がダメだったのはもちろん、フィニッシャーとしての久保にどうやって良い形でボールを持たせるか、というアイディアがチームとして足りてなかった。
FW 巻(46分〜)
加地さんからのクロスをヘッドで押し込み代表初ゴール! まさに利き足は頭! その他はいつもの根性入ったプレーっぷり。前線から相手DFをチェイシングしてチームに貢献した。足元ヘタでも、真面目に闘っていればチャンスはやってくるんですよ。おめでとー!
FW 佐藤(46分〜)
かわいそうな代表デビュー。積極的に動き回ってチームを活性化させてくれたんだけど、特徴を生かすパスをくれる味方がいなかった。せめて、左サイドがダメックスじゃなくてチームメイトの駒野だったらなあ。

日本のダメさ加減はともかく、アメリカは強い。スポーツの強さって結局のところ競技人口に比例するんじゃないかと思うので、スポーツ人口の多いアメリカはそれだけで既に強豪確定。でも、サッカーやってる連中はアメリカのトップ・アスリートじゃなくて、基本スペックが高い連中は別の競技をやってるからあの程度の強さで済んでいる。アメリカのトップスポーツが野球・バスケ・アメフトじゃなくてサッカーだったら、多分ワールドカップでも楽勝だよな。