日本代表 2 - 0 フィンランド代表
キリンチャレンジカップ2006。システムをアメリカ戦の 3-6-1 から 5-3-2 へ変更。いや3バックじゃないんだってば、公式記録によると。対するフィンランド代表は、えーとこれってほんとに国際Aマッチですか?というくらい弱かった。観光客のフィンランドを相手に久保と小野のリハビリ試合をやったと思っとくしかないでしょう。アメリカ戦より良くなった、と思ってるような脳味噌お花畑な人はいませんね?
- GK 川口
- 開店休業。特に攻められなかったのでほとんどお仕事なし。
- DF 宮本
- 安定。フィジカル勝負に持ち込まれなかったし。
- DF 中澤
- 必殺技 ハイボール・リフレクトを放つシーンが少なかった分、足技のヘタレっぷりがやや目に付いた。
- DF 坪井
- 久々の登場で生き生きとしたプレー。まあ、相手のレベルを考えればこのくらいできて当然。
- DF 村井(〜72分 三都主)
- 三都主に代わり久々のスタメンで左サイドを蹂躙。「ジェフの村井」だったらこの程度の相手には楽勝だとは思ってたけど、ジュビロに移籍後は劣化気味だったからなあ。復調しつつあるのかも。
- DF 三都主(72分〜)
- 残り18分で投入されるも、特に目立った活躍なし。村井が出色の出来だっただけに、わざわざ三都主を投入したジーコの意図が不明。
- DF 加地(〜76分 駒野)
- 良くも悪くも目立たず。素早いリスタート(スローイン)で先制点に貢献。
- DF 駒野(76分〜)
- 佐藤とのコンビでチャンスを演出。同チーム所属でセット投入ってのはやっぱり効果的。
- MF 福西
- ボランチの相方である小野がオフェンス偏重なプレーだったので、バランスを取るのに終始。無理して仕掛ける必要もない試合だったから「バランスを取っていた」でいいけどさ。
- MF 小笠原
- 攻めの基点となり、先制点のアシストと超ロングシュートで勝利に貢献。なんだけど、先制点はリスタートからだし 57m シュートをW杯で決めろってのも無理だろうし相手はぶっちゃけ雑魚だったし、プラス査定ってわけにもいかない。でもまあ、見事なゴールではありました。
- MF 小野
- 右に左にボールを散らして機を見ては前線まで攻め上がる。けれども点には絡めず、というあたりになんとなーく今の小野の限界があるような気がしてなりません。結局下がり目のセンターでしか使えないのかなあ。
- MF 本山(85分〜)
- 残り5分で出されても困るよなあ。ジーコは本山に何を期待して投入したんだろうか。まあ、ただの時間稼ぎだろうけど。
- FW 久保(〜85分 本山)
- 2トップにしたのが良かったのか相手が弱かったのかコンディションが上がってきたのか不明ですが、アメリカ戦よりはずっと良い出来。小笠原からのパスに左足をピシっと合わせて1得点。前半序盤ではひたすら久保を目掛けてパスが出てきたのにちっともポストになってなかったところを見ると、1トップ向きじゃないのかもなあ、という気はする。
- FW 巻(〜72分 佐藤)
- まさかのスタメン出場。久保と組むなら寿人だろ、と本人も思っていたに違いない。最初はパスを貰えなかったけど、前半の中頃からはパスが届き始めたのでターゲットとして機能。ゲームを組み立てる上では久保よりもずっと役に立っていた。前線からのチェイス、無駄でもいいからスペースへダッシュ、体を張ってキープ、恐れずに頭からボールに突っ込む、などなど巻らしいプレーをちゃんとやっていたので、点を取れなくてもジェフサポ的には無問題。
- FW 佐藤(72分〜)
- ポスト直撃の惜しいシュートがひとつ。駒野が入ってからは阿吽のコンビネーションを披露したけど、時間がもう少し欲しかった。次戦はぜひともスタメンで使ってやってくれ。
「宮崎合宿で試合をした鵬翔高校より弱かった」(by 中澤)という相手に結果も内容も完勝。どこが仮想オーストラリアやねん!とツッコんでおこう。