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2010/10/11 までの http://d.hatena.ne.jp/sasashin の記事をインポートしただけです。

本屋大賞について。

残念ながら三省堂本店、書泉グランデ東京堂、紀伊國屋といった書店に足を運んでもそれ用の平台を用意する程度で特別なことはしてないんですな、これが。

推測で物を言うのは良くないと思いつつ書いてしまうと、その書店のスタッフの中に本屋大賞関係者がいないってだけのことじゃないかと勘繰ってみたりする。

本屋大賞を運営しているのは書店員有志からなる実行委員会だけど、大部分の書店&書店員にとってはある意味他人事。一次投票すらしない書店員が大部分。だって一次投票に参加したのがたった269人ですよ? もう2回目なんだし、知らなかったじゃ済まされないと思う。ほとんどの書店にとって本屋大賞が「『本屋大賞受賞作』ていうオビが何かの足しになったらいいなー」程度の認識だっていう証拠なんじゃないのかこれは。それとも、現役書店員には何か枷のようなものでもあるんだろうか。「出版物に軽々しく社名を出してはいかん」とか「バイトの分際で社員を差し置いてこんなものに参加するのはけしからん」とか。

それと、本屋大賞発表会。あれもどうなんだろうなー。投票してなくたってとりあえずエントリーだけしてれば参加できるってのがね。がんばって二次投票までしたけれど遠方のため参加できなかった心ある書店員さんを差し置いて、一次投票すらしていない人が当然のように出席してたりするんでしょう。まあ、首都圏の書店員にとっては顔を売るいい機会だからね。投票してなくたってバレやしないし。

以上、「外から見るとそれなりに盛り上がっているように見えて実際現場じゃそんなに関心を持たれていないような気がしなくもない本屋大賞について」でした。わたしの見知っていることは前回の時点でのとある大型店舗限定のものなので、鵜呑みにされても困りますが。

ああ、勘違いされると困るので言っておきますが、本屋大賞や実行委員の方を貶める意図は全くないですから念のため。がんばってる人の出した結果だけをてきとーに使いまわそうとしてる人がいっぱいいそうだよね、という話です。